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DAFTOYS BANE
■万人の認めるこの作品よ!
いよいよこの作品のレビューをする日が来ましたか!
誰もが愛したクリストファー・ノーラン監督の傑作。同監督はアメコミ原作映画を
一般層にまでドカンと認知させた、DCサイド最大の功労者と言っても良いのでは?
MARVEL側が現社長ケビン・ファイギの指揮の元、ユニバース体制で自社作品を
時間をかけて世間に送り出し、浸透させていった一方、DC側は一部の突出した
作品が世間の話題をかっさらうも、ユニバース体制はややマーベルに対して
弱い印象があります(DCファンの方スンマセン)。
しかし、MCU以前を振り返るとクリストファー・リーブのスーパーマン
ティムバートンのキートンバッツなど、わりと世間の印象としては
「アメコミ映画といえばDCの単体作」と感じていた方も多いのでは。
実際ノーラン監督のダークナイトもラストにほんの少し広がりを
「匂わせた」程度で、作品としては他のヒーローと交わらず
単体のサーガとして閉じています。



■そもそも「ダークナイト」とは?
まぁ、このブログを見に来て頂けるような方には説明の必要もないとは
思いますが、軽くおさらい程度に。
1作目の「バットマン・ビギンズ」では、街のために尽くした偉大な両親を
行きずりの強盗に無為に殺されたブルース・ウェイン青年。
己の無力さと悪への怒り、正義と復讐。さまざまな感情を複雑に抱えたまま単身世界を放浪し、アジアの小国で「影の同盟」と名乗る
長い歴史の裏側で暗躍してきた暗殺者集団の一員デュカードと出会い
同盟の頭目ラーズ・アル・グールへと導かれることに。
影の同盟の厳しい修行のなか、己の才能を開花させていくも、最終試験でお互いの向き合う「正義」の決定的な違いを感じ袂を分つこととなったブルース。
最終試験である殺人犯の処刑を拒み、館に火を放ち脱出するブルース。
激しい炎の中、何とかデュカードは救うもラーズは瓦礫に飲まれ…
様々な経験を経てゴッサムに戻ったブルースは、執事のアルフレッド、かつての
父の盟友で、今はウェイン産業の閑職に追いやられていた
ルーシャス・フォックスの協力を受け、かつての己の恐怖の象徴であった
コウモリを模した漆黒のスーツを身にまとい、正義と恐怖で人知れずゴッサムに
秩序を取り戻そうと奔走する…
この一作目、ビギンズのラストで、およそバットマンのファンなら説明の必要の
無い人気ヴィラン、ジョーカーの次作への登場が仄めかされます。
そして2作目、まさに説明不用の傑作「ダークナイト」へと話が続くのです。

■サーガ1番の人気作!
そして話はダークナイトへと続きます。
今レビューには余り関係ないので軽めにしますが、ビギンズでの戦いののち
街にはバットマンを模した自警団(ビジランテ)が出没し、仮面をかぶって
犯罪者相手に己の正義を行使するようになります。
そんな混沌の中、新任地方検事のハービー・デント、1作目ので共闘関係を築いたジム・ゴードン本部長と共に悪と戦うバットマンの前に最悪の敵、ジョーカーが
表れる…
一応ジョーカーとトゥーフェイスは所持しているので少しだけ出しときます笑






■トリを飾るは今回の主役!
そして、話は完結作の「ダークナイトライジング」へと。
ダークナイトでジョーカーの巻き起こした恐怖と混沌を、大きな犠牲を払いつつも
何とか乗り切ったバットマン。
前作ののち施行されたデント法により、ゴッサムシティはかりそめの平和を
手にする事となる。長年の激闘でボロボロになったバットマンは隠居生活を
送っており、全ては良い方向に向かっていると思われたが…
ブルースの前に再び立ち塞がる影の同盟、その最後の後継者と嘯く怪人ベイン。
復活したバットマンを蹴散らし、驚愕の奇策でゴッサムそのものを人質に取る
ベイン。ノーラン監督の紡いだゴッサムを巡るサーガの行く末は!

■正規品では無いのよ
てな訳で、今回のレビューは、Daftoysより2020年6月に発売された
ダークナイトライジングのメインヴィラン、ベインのヘッド、アウトフィットの
セットとなります。
所謂、ホットトイズのような権利者のライセンシーを受けた商品では無いので
そう言った商品が好きではない方には大変申し訳ないですが…
オイラはこう言う「正規メーカーが取り扱わない商品」「正規メーカーのカバーしない
部分をフォローしてくれる商品」が大好きなんすよ!
んで、今回の商品のキーポイントは「単純なコピー品」の域を超えて、ややスリムな
印象もあったパンツのシルエットの改善、細部の細かい改善やホットトイズより
場所は取らないが雰囲気のある専用台座、多少チープながら嬉しい小物
「ハービーの写真」の追加(コレ…ホットトイズは版権問題で
付けられなかったんだろうなぁ…)。などなど。とても丁寧で良い仕事ぶりです。












■何故このセットなのか
確かにホットトイズの正規品ベインはプレ値も付いており、多少入手しづらい
状況ではありますが、入手を諦めざるを得ない程では無いんですよね
(2021年11月現在の状況です)では、それを差し引いてもこのセットを選んだ理由が「ファイセンのシームレス素体を使うのを前提としている」からなんです。
実際パッケージの写真もそうなっていますし笑
てな訳で用意したのがTBLeague社(旧ファイセン)の男性マッチョ素体の
M35となります。
これまでは比較的ブルースリーのような細マッチョが多かった同社の男性素体
ラインナップですが、こちらのM35とひとつ前のM34に関しては
シュワルツェネッガーのような厚みのあるゴリゴリのマッシブ素体になります!
このサイトにはピッタリじゃ無いですかね!
ちなみにM34とM35は体格にほぼ差はなく、細部ディテールのブラッシュアップとバランスの調整くらいのマイナーチェンジです。
と言っても比べてみると結構進化しているんですよねー。







■シームレス素体ってどうなの?
女性フィギュアのカスタマイズをされている方には恐らくお馴染みだと思いますが
割と知られていないシームレス素体。
利点も欠点も。買わないと分からない部分が多い商品なんで、少し説明入れさせて頂きます。
TBLeagueが改名する前、ファイセン(Phicen)名義だった頃、創成期のシームレス素体は
骨格が樹脂製のエンドスケルトンでした。なので、シリコンの反発に負けて骨格が
折れまうんですよ。
だから中古なんてもう買えたもんじゃなくて(恐怖)。
さらに基本アウトフィットとビミョーな出来のヘッドが付属したフルセットしか
リリースされず「好きなヘッドをシームレス素体に接続したい」という人には大変コスパの
悪い商品だったんすよ。実際コレのフルセット状態が欲しい人ってどれほどいたのか…
そして、ライバル社のJIAOU Doll(ジャオードール…でいいんですかね?)の
フォーマットを踏襲していくこととなりました。
ヘッドなし、アウトフィットは最低限の水着のみ。その代わりお値段はやや抑えめと。
そして最大の変更が「骨格にステンレスを採用した」という部分でしょう。
これによって「どんなに曲げ方向に気を使っていても腕や足がポッキリ」という
憂き目に遭う心配がなくなりました!※当たり前ですがステンレスでもメチャクチャな
力で変な方向に曲げれば壊れますが。
そしてこの改善により、間接部分や体幹が太く、より破損の可能性が高かった
男性素体のバリエーションが増えていったのではと思うオイラなのです。
ちなみに女性のシームレス素体は、よりアニメチックな体型に寄せたきういどーるから
辿っていけばオリエント工業などガチの等身大ドールにまで行き着く底無し沼なので
お詳しい方に笑われないよう門外漢のオイラの講釈はここまでで笑


■より高みを目指す(大袈裟)
一つだけ気になることもありまして…
それは「シリコンで成形されている特製上、素体に塗装が施されていない」事です。
なので造形は良いのですが、どうしてもノペッとした質感が気になる方もおられるのでは?
特に男性素体は女性素体より面積が多い分それが目立つのかもしれません。
※初期のTBLeague女性素体はある程度の塗装が施されていましたが、それもあまり
良い塗装とは言えませんでした
ならフツーにエアブラシで塗ればいいかと言えば、コレがまたシリコンって塗料が
乗らないんですよね〜。
そこでシンプルですが「粉を乗せていく」方法に切り替えました。
タミヤさんのウェザリングマスターをベースカラーとして、同系色のパステルを少し
混色して、光の当たる部分と影の部分に置いていきました。
暗色の部分はどちらかと言えば青〜緑系に寄せた方が良いかなと思います。
赤〜茶系だと「いかにも色乗せました」みたいになっちゃうかなと。
偉そうに言いましたが、そこまでの効果は出なかったですかね笑
シリコン製のシームレス素体のメンテナンスにベビーパウダーを使うので分かる通り
シリコン素材とコナモノの相性は良いと思います。
残念ながらそこまでの定着力はありませんが、逆に言えば気に入らなかった時は
気楽に落とせるって安心感もあるんですよね。
まだまだ要研究です!



■「動き」に対する驚き
最後に、通常の素体とシームレス素体で一番「ここが違うな!」と感じた
ところを少し。
①関節が自然である。
コレはもう説明の必要が無いっすね笑
皆さんそれを求めてシームレス素体を購入する訳ですし。


②人体構造の再現
造形された各パーツを間接で繋いでいる構成では無いため「伸縮による連動」が
起こるので、ポーズに説得力が出るのはデカいです。
肘を曲げる→上腕三頭筋側は伸び、二頭筋側は膨らむ。みたいな自然な形状変化が
起こるので、ポージングの説得力が出ます。


③可動域の広さ
所謂「人形接続」の方が可動域は広そうですが可動に融通が
効かないんですよね。
首なんかを見ると、クドクド言っていた「連動」が、可動域の広さを
伴って分かるかなと。



■あとは楽しむのみ!
て訳で!いつもながら前置きが長かったですがひとおり撮らせて頂きました!
ではご覧ください!今回は画像多めで!

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追加更新予定
お楽しみに!
